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衝動[完]
第9章 番外編Ⅲ
いつまで経ってもキスにすら慣れず、目元を赤く染める弥生を、心から愛おしく思う。
祐は口付けを解くと、弥生を抱え上げ、テーブルに腰掛けさせた。
「せんせ……?」
潤んだ瞳で見上げる弥生の首筋に唇を寄せ、祐は其処を吸い上げる。
「あ……ん…。」
くっきりと浮かぶ紅い所有印。
祐はそれを満足そうに見つめた。
左手で弥生の腰を引き寄せ、右手でキャミソールをたくし上げると、先程浴室で可愛がった胸の飾りが誘うように色付いていた。
祐は躊躇わずに其処に舌を這わせて行く。
「いやっ……あん…。」
ぴちゃ……ちゅぷ……。
ぷくりと立ち上がった其処を舌で転がし、口に含んで時折吸い上げる。
「あっん…や……せんせ……此処じゃ……。」
「ん?解ってるよ。」
弥生は祐の髪に指を絡ませ、身を捩る。
「やだ……恥ずかしいよ。」
「弥生……、弥生…。」
ちゅく……くちゅん……。
片方は口で、空いた手でもう片方も可愛がってやれば、弥生は目をギュッと閉じ、愉悦の涙を浮かべた。