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衝動[完]
第9章 番外編Ⅲ
「弥生、弥生、力抜け。後でオレを好きなだけ殴っていいから…。だから、今だけオレの言うこと聞いて?」
「あっ…あっ……あうっ……。」
「弥生…好きだよ?弥生。愛してる。」
祐はそう言いながら弥生の額に口付ける。
せんせ……。
きっととっても辛いのに。
祐先生が好き…大好き……。
弥生は大きく息を吸うと、ゆっくりと吐き出し、強張っていた身体から力を抜いた。
その瞬間を見計らい、祐は一気に自身を捻じ込む。
「はうっ……!」
弥生は目を見開き、衝撃に唇を震わせた。
祐は弥生の額に汗で張り付いた髪を払ってやると、小さく息を吐いた。
「せん……せ?」
「偉かったね。弥生。」
にっこりと微笑む。
「入った?」
「ん、解る?弥生。」
祐が少しだけ身体を動かす。
「せんせ……。」
「痛い?」