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衝動[完]
第5章 思い
祐の居る保健室には行きたくなかった。
恐かった――――――。
嫌われるのが――――――。
けれど今日それは事実として突きつけられ、弥生は胸が潰れる程の痛みを感じた。
邪魔をしてた―――。
迷惑だったんだ―――。
祐先生は、私が先生に会いに行くのを迷惑だと思ってた―――。
甘えてたの知られてた。
全然関係ないのに……。
祐先生は私と全然関係無いんだから、甘えられたら迷惑だよね……。
私ってば、そんなこともわからないで……。
大丈夫。
私は強いんだから。
私は、四代目の子なんだから……。
こんなの平気。
一人で大丈夫。
どうにでもなるっ……。
明日の朝になればきっと楽になれる。
熱なんてすぐに下がる……。
ああ……でも……頭痛いなぁ……。
熱い……。
身体……熱いよ……。
祐先生……苦しいよぉ……。