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衝動[完]
第7章 番外編Ⅰ
ある日の昼休み――…
「はぁ!?まだエッチしてないの!?」
「しー!しー!里美声大きいよっ」
「だって…あんた達付き合って何ヵ月よ?」
やれやれといった感じで聞いている里美は、弥生の相談役だ。
そして、今の問題はまさにそれ。
キス止まり。
弥生もそれ以上のことをしたい、とも思い初めていた。
「そのままじゃ、飽きられるかもねー」
「あっ…飽きられる?」
「弥生に限って、って言いたいとこだけどねぇ…。何せ相手は大人だし。」
弥生は里美の話しを聞き終わると俯き、考え込んでしまった。
確かに最近キスもしてくれない。
それは私に飽きたから…?
祐が来ても、弥生は『心此処にあらず』と言う感じで、不審に思った祐が理由を聞いたが、言葉を濁すだけだった。