この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ナナノナノカカン
第9章 ナナナノキュウ@メザメル?
―
――
秋景はいつも通りナナより先に目覚めた。
隣で丸くなって眠っているナナの顔を覗き込む。
「肌白いな…」
思わず、その頬を軽くつつく。
するとナナは目を開けた。
「寝ているところを襲う…それがしたかったの?」
「いや、やっぱり肌奇麗だなと思って」
「それならいいけど――おはよう、秋景」
「ああ、おはよう」
二人で階下に降り、いつも通り朝の紅茶を飲み―
―僅かな隙(ひま)が出来ると、ナナは訊ねた。
「秋景のしたいことってなに?」
「本当にいいのか?」
「そんなに酷いことするの?」
「どうだろうな、ただ―今までとは違うことだな」
ナナは迷ったが、取り敢えず聞くことにした。
秋景も自分が本当に嫌だと言えば考え直してくれる、
彼もそこまで鬼では無いと信じて。
それに―実際の経験はないものの、
小説などで大概のシーンを見てきている。
その殆どが、ナナにとっては≪美しいもの≫であり、
あこがれの対象だった。
――
秋景はいつも通りナナより先に目覚めた。
隣で丸くなって眠っているナナの顔を覗き込む。
「肌白いな…」
思わず、その頬を軽くつつく。
するとナナは目を開けた。
「寝ているところを襲う…それがしたかったの?」
「いや、やっぱり肌奇麗だなと思って」
「それならいいけど――おはよう、秋景」
「ああ、おはよう」
二人で階下に降り、いつも通り朝の紅茶を飲み―
―僅かな隙(ひま)が出来ると、ナナは訊ねた。
「秋景のしたいことってなに?」
「本当にいいのか?」
「そんなに酷いことするの?」
「どうだろうな、ただ―今までとは違うことだな」
ナナは迷ったが、取り敢えず聞くことにした。
秋景も自分が本当に嫌だと言えば考え直してくれる、
彼もそこまで鬼では無いと信じて。
それに―実際の経験はないものの、
小説などで大概のシーンを見てきている。
その殆どが、ナナにとっては≪美しいもの≫であり、
あこがれの対象だった。