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ナナノナノカカン
第9章 ナナナノキュウ@メザメル?
「嬉しいならもっと派手に振ってごらん、
 よく居るだろう、尻尾千切れそうな程振ってる犬」

もっと伝えたいことがあるのに言葉は奪われたまま。
ナナは目を潤ませながら自分に許されたことをするべく
また犬の姿勢に戻った。

「ふ、ん…っ、ぐ、ぅはあ…っ」
「尻尾なんて無いのにな、ナナには――
 可愛いよ、ナナ。可愛い―そんなにお尻を振って」

改めて言われるとやはり恥ずかしい。けど――
―早く。早くご褒美をちょうだい。
私を褒めて、そのいやらしい玩具で遊んで―――

「よし、もういいぞ。
 こっちで遊んでやる―クマはちょっと不憫だが」

秋景はナナの傍で放置されてしまっているクマを拾い、
「可哀そうに。ナナはお前よりこっちがいいんだと」
ナナに聞こえるようにそう言いながら元の場所に置いた。

「ふ、ぐ…っ、ん、んんー…っ」
「はいはい、ちょっと待て…やっぱりナナは我儘だな」

――ローター。
これでナナは失禁したが、そんな失態の中にも
きちんと快楽を見出していた。
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