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ナナノナノカカン
第9章 ナナナノキュウ@メザメル?
「う、えぇ…っ」

ナナはえづくがそれでも構わず続ける。

「よく似合うぞ」

酷いことをしながら、優しい声で紡ぐ。
秋景はそんな自分と、自分が創り上げたナナの姿に酔った。

「汚い汚いナナ」
「うっ…え、…うぐ…っ」

込み上げてくるものを必死に我慢しているナナを
秋景はゆっくりと立たせ、鏡台の前に座らせた。

「見てみろ」
「んぐぅ…っ」

頬を掴み、ナナに鏡の中のナナを見せる。
最初、頑なに目を瞑っていたナナだったが―
―秋景が一瞬、優しく頬を撫でると目を開けた。

「あ……」
「――これがナナだろう?」

秋景の言葉に、ナナは――




――



「―なら、嬉しそうに笑ってごらん」

秋景は鏡越しにナナと目を合わせ、言う。

ナナは下着を詰め込まれたまま―
嘔気と羞恥、背徳感に塗れながら、笑った。

口の中で下着から尿が染み出すが――

「ああ…可愛いな、いい子だ」

その言葉は、ナナの不快感をすべて掻き消すのだった。
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