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ナナノナノカカン
第11章 ナナナノジュウイチ@オオトリノオカエリ
「下ろすぞ」
下着を下ろされてもナナは目を閉じたままじっとしていた。
恥ずかしそうにもじもじしている尻を秋景は軽く叩く。
「お尻突き出して――そう、いい子だ」
「何してるの、秋景?何書いてるの…?」
「それは目を開けてからのお楽しみだ」
秋景は突き出された尻の肉、
左右それぞれに一文字ずつ書き、下着をもとに戻す。
「よし、こっちへおいで」
そして鏡台の前までナナを導き、そこで「目を開けて」と言った。
目を開けたナナは鏡に写る自分の姿に目をみはった。
「…っ、あ、秋景、これ…」
「鏡になってても読めるよな?読んでごらん」
「これ落ちるの?もしバレたら――」
「そのうち落ちる。バレる?まさかまだ執事と風呂に入っているのか」
「そんなわけないでしょっ」
「じゃあ大丈夫だろう、バレたりしない。ほら読んでみろ」
「うぅ…」
何か書かれているとは判っていた。
ナナは何としてでも阻止しなかった自分を少しだけ恨みつつ―
どういうわけかドキドキしている自分のことは少しだけ愛しく思いつつ
―自分の肌を汚している言葉を、声に出してなぞった。
下着を下ろされてもナナは目を閉じたままじっとしていた。
恥ずかしそうにもじもじしている尻を秋景は軽く叩く。
「お尻突き出して――そう、いい子だ」
「何してるの、秋景?何書いてるの…?」
「それは目を開けてからのお楽しみだ」
秋景は突き出された尻の肉、
左右それぞれに一文字ずつ書き、下着をもとに戻す。
「よし、こっちへおいで」
そして鏡台の前までナナを導き、そこで「目を開けて」と言った。
目を開けたナナは鏡に写る自分の姿に目をみはった。
「…っ、あ、秋景、これ…」
「鏡になってても読めるよな?読んでごらん」
「これ落ちるの?もしバレたら――」
「そのうち落ちる。バレる?まさかまだ執事と風呂に入っているのか」
「そんなわけないでしょっ」
「じゃあ大丈夫だろう、バレたりしない。ほら読んでみろ」
「うぅ…」
何か書かれているとは判っていた。
ナナは何としてでも阻止しなかった自分を少しだけ恨みつつ―
どういうわけかドキドキしている自分のことは少しだけ愛しく思いつつ
―自分の肌を汚している言葉を、声に出してなぞった。