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ナナノナノカカン
第11章 ナナナノジュウイチ@オオトリノオカエリ
―
――
二十三時過ぎ。
帰宅後すぐ入浴を済ませ、鳳には
「疲れちゃった、おやすみなさい」そう告げ、
ナナはベッドの中で携帯電話を弄っていた。
――メールの相手は秋景だ。
「早速夜更かしなんて お嬢様は悪い子だ」
「ごめんなさい、秋景。ナナはいけない子です」
「お仕置き、だな」
「…秋景、私もう戻れないかもしれない」
「次の日曜、朝十時半にS駅で会えるか」
「うん、会える」
「それまで我慢してろ、≪日常≫でのナナは?」
「とってもいい子、よ」
「よろしい。早く寝なさい、肌に障るぞ。メールならいつでもしてきていいから」
「ありがとう、秋景。おやすみなさい」
「ああ、おやすみ。立派な証も用意しておくから楽しみにしてろ」
ナナは目蓋を下ろす。
――日曜までおやすみ、私の非日常。
目が覚めたら、自分で身形を整えて―――
――End.
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二十三時過ぎ。
帰宅後すぐ入浴を済ませ、鳳には
「疲れちゃった、おやすみなさい」そう告げ、
ナナはベッドの中で携帯電話を弄っていた。
――メールの相手は秋景だ。
「早速夜更かしなんて お嬢様は悪い子だ」
「ごめんなさい、秋景。ナナはいけない子です」
「お仕置き、だな」
「…秋景、私もう戻れないかもしれない」
「次の日曜、朝十時半にS駅で会えるか」
「うん、会える」
「それまで我慢してろ、≪日常≫でのナナは?」
「とってもいい子、よ」
「よろしい。早く寝なさい、肌に障るぞ。メールならいつでもしてきていいから」
「ありがとう、秋景。おやすみなさい」
「ああ、おやすみ。立派な証も用意しておくから楽しみにしてろ」
ナナは目蓋を下ろす。
――日曜までおやすみ、私の非日常。
目が覚めたら、自分で身形を整えて―――
――End.