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ナナノナノカカン
第2章 ナナナノニ@シツケノアト
秋景は立ち上がり、ナナの隣へ行くと
ナイフでプチトマトを半分に切った。
―そして――
「ほら、いただきます。―半分でいい、口開けて」
「うええ…半分でも嫌なのにあんた鬼か何かなんじゃないの」
再び悪態をつくナナに対し、もう尻は痛くないんだなあ、
なんてことを考えながら秋景は呟く。
「秋景」
「…?」
「逆井さん、と呼びたくなければ
せめて秋景と呼んでくれ。あんた、はあんまりだ」
「…秋景」
「よし、さあ口を開けて」
「ちゃんと呼んだじゃないっ」
「それとこれとは別だ、ほら…あーん、と」
ナイフでプチトマトを半分に切った。
―そして――
「ほら、いただきます。―半分でいい、口開けて」
「うええ…半分でも嫌なのにあんた鬼か何かなんじゃないの」
再び悪態をつくナナに対し、もう尻は痛くないんだなあ、
なんてことを考えながら秋景は呟く。
「秋景」
「…?」
「逆井さん、と呼びたくなければ
せめて秋景と呼んでくれ。あんた、はあんまりだ」
「…秋景」
「よし、さあ口を開けて」
「ちゃんと呼んだじゃないっ」
「それとこれとは別だ、ほら…あーん、と」