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ナナノナノカカン
第2章 ナナナノニ@シツケノアト
「また、ああいう態度や行為を見せたときには…
 お仕置き、だ。覚えておくように」
「う…っ」
「返事は?」
「…はい、でしょ、解ってるわよ」
「そういう態度が問題なんだが覚えていただけましか…
 まあ今回は見逃そう」

秋景は言うと、食器を洗うべく袖を捲った。
そして思い出したように付け加えるのだった。

「寝る前にはカモミール、だったな。
 ちゃんと淹れるからそのときは呼べ」

―ナナにも我儘の自覚が無かったわけではない。
鳳は自分を嫌って…という不安も多少感じていたが、
こうして秋景に伝えてくれたのだと思うと安堵した。

「…そうよ、寝る前はそれ。上手く淹れてよね」
「ああ、言われなくても」

その後、ナナは入浴も済ませ―
寝る前には秋景が淹れたそれを飲み――眠りに就いた。
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