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ナナノナノカカン
第4章 ナナナノヨン@ナナノヒミツ
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――
「鳳、部屋の掃除をお願い」
「畏まりました」
掃除の為に執事を呼び、自分はベッドで寛ぐ。
これがナナの定番だった。
そして、≪触れられても問題の無い箇所≫が片付くと
「それでいいわ、御苦労さま」
そう言って鳳を半ば追い出すように下がらせていたのだ。
部屋を出た鳳が「今日も“たまには御自分で”と言えなかった」
そう頭を抱えていたことは知らずに、片付いた部屋でまた寛ぐ。
そんな具合に≪秘密≫は守られてきたのだった。
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「鳳、部屋の掃除をお願い」
「畏まりました」
掃除の為に執事を呼び、自分はベッドで寛ぐ。
これがナナの定番だった。
そして、≪触れられても問題の無い箇所≫が片付くと
「それでいいわ、御苦労さま」
そう言って鳳を半ば追い出すように下がらせていたのだ。
部屋を出た鳳が「今日も“たまには御自分で”と言えなかった」
そう頭を抱えていたことは知らずに、片付いた部屋でまた寛ぐ。
そんな具合に≪秘密≫は守られてきたのだった。
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