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第5章 ナナナノゴ＠オベンキョウ？

「ん…ん、ん…っ」

徐々に蕩けてゆく表情、忙しなくなる指先。
先ほどよりも下着の染みは大きくなっている。
恥ずかしそうに唇を噛み、泣きそうになりながら、
時折不安げに―「何でもいいから何か喋ってよ」という風に―
自分を見つめるナナに、秋景は密かに欲情していた。

もっともっと眺めて居たい。
犯して壊してしまうよりも、ずっとこうさせていたい。
そして自分は密かに快楽を目と脳で貪りたい。

「あ、あっ、もう…！」

そしてナナはそんなことも知らず絶頂に近づく。
罪人の様に顔を俯け、強張り――果てた。呆気なく。

しかしまだ熱は収まらないらしく、
ずるずるとベッドから降りると秋景の足にしがみついた。

「終わったんじゃないんですか」
「暫くこうしてていい…？」