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ナナノナノカカン
第7章 ナナナノナナ@ダラクトスクイ
「そんな表現どこで覚えたんだ」
「小説」
秋景はすっかりナナを気に入っていた。
もっと自分のものにしたい、もっと――
もっと、虜にしたい。堕落させたい。
「もっと」
「え?」
秋景のその欲望はついに口から食み出し、
気付けば折れるのではないかというほどナナを抱き締めていた。
「秋景、なに?ちょっと痛い―
―お尻じゃなくて身体、ぎゅって――」
「もっと堕ちてくれ」
ナナは捕えられたまま息を飲んだ。
互いの顔は見えない。