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第7章 ナナナノナナ＠ダラクトスクイ

「よく頑張ったな、――興奮したよ」
「…え？」
「俺も気持ちよかった」
「でも私なにも―――」
「泣いて、乱れて、屈伏して…そんな汚い惨めな姿が気持ちいいんだよ」

ナナにはその意味がよく分からなかった。
――解らない。そんな顔をしているナナを正面から抱き締め、秋景は続けた。

「犯してしまうことよりも、ずっと心地好い」


ナナも腕を回し、秋景を抱き締める。
汚く歪んだ二人の間に、穏やかな空気が流れた。