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綺麗に汚れて
第1章 一目惚れ
 


「部屋、戻る?」


名前も教えてくれないで、許可もしてないのにキスしてきた彼は、瞳をドアを向ける。

だけど私は一歩も動かず、掴んでいた彼の腕を離すこともしなかった。


「戻りたくない?クスクス…」

「……ねぇ、ヒロくんが帰ったら帰っちゃう?」

「え?」


彼は目を丸め、私を見る。


「まだ…話したい。何も知らないもん…」

「……可愛いね。」

「可愛いって言ってはぐらかしてる?」

「そんなことないよ。じゃあもう一回だけちゅうして、そしたら部屋戻ろっか?」


何、その意味不明な提案…

意味不明すぎるのに…私は瞳で頷いてしまった。


「……ん…」


優しいキス…

彼は一体、何種類のキスを知っているのだろう。



一度目は触れるだけのキス。

二度目は犯すようなキス。

三度目は――――唇で唇を挟む、甘く優しいキス…


「!!?……んんっ!」


キスはとても優しいのに、彼は意地悪に笑い…

服の中に手を入れて下着の上から胸に触れてきた。


「ん…」


胸が熱い…心臓が痛い…

………もっと…

もっとして欲しいと、私の中の何かが欲情する。


だけど…


「クスクス…終わり。戻ろう。」

「…………」


悪魔のように笑う彼に、中途半端に弄ばれた。



 
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