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可奈さん
第7章 恋敵
「いらっしゃいませ」
店の入口に見つけた"たかひら"という文字を横目に可奈さんの後に続いて店内に入った。
「あ、可奈さん、久しぶりじゃないですかぁ、気になってたんですよ」
知り合いだと気付いて親しげな笑顔を向ける店員は、すぐに「いつもの席でいいんですか?」と言って、カウンター席に目を向けた。
「うん、ありがとう麻由ちゃん。」
「夜に来るなんて珍しいですね、しかも二人連れ」
カウンターの内側でグラスに水を注ぎ、嫌みのない表情で俺にちょこんと会釈する。
「どうも、はじめまして」
「いらっしゃいませ、はじめまして。
修平さーん、可奈さんおみえですよ」
後ろの厨房を覗き、中華鍋を振っている男の背中に呼び掛けた。
「おぅ、可奈か」
男が白い皿に手際よく野菜炒めを盛り付けると、麻由さんが定食セットにして店内に運んでいく。
店の入口に見つけた"たかひら"という文字を横目に可奈さんの後に続いて店内に入った。
「あ、可奈さん、久しぶりじゃないですかぁ、気になってたんですよ」
知り合いだと気付いて親しげな笑顔を向ける店員は、すぐに「いつもの席でいいんですか?」と言って、カウンター席に目を向けた。
「うん、ありがとう麻由ちゃん。」
「夜に来るなんて珍しいですね、しかも二人連れ」
カウンターの内側でグラスに水を注ぎ、嫌みのない表情で俺にちょこんと会釈する。
「どうも、はじめまして」
「いらっしゃいませ、はじめまして。
修平さーん、可奈さんおみえですよ」
後ろの厨房を覗き、中華鍋を振っている男の背中に呼び掛けた。
「おぅ、可奈か」
男が白い皿に手際よく野菜炒めを盛り付けると、麻由さんが定食セットにして店内に運んでいく。