この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可奈さん
第1章 窓辺の彼女
午後5時30分を過ぎた。

着替えをすませて外に出ると、配達から戻ってきた木田がメットを脱ぎながら話しかけてくる。

「タク、遅れていいからちゃんと来いよ、お前が来ないと盛り上がらないんだからな」

「あぁ、わかった」

「ったく…、ばあちゃんちなんか今日じゃなくてもよくね?」


バイクを降りて不満気な顔を向けてくる。


「ばあちゃんが俺のピザを待っている…ふふふ」

「ふふふじゃねえよ、合コンだぜ合コン」

「合コン行ってるのユミにバレたら俺ヤバいんだけど」


木田がゴツい肩を寄せてきた。


「そこはほら、昨日フラれたばかりの木田と飲むって事で」

「勝手なヤツだな、…ま、遅れるけどちゃんと行くから。じゃ、お疲れさまでしたー」


木田は、俺の背中に「必ず来いよ、7時からだぞ」とデカい声で念を押した。

店長に半額にしてもらったマルゲリータをぶら下げて、まだ明るい街を急ぐ。



/266ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ