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可奈さん
第5章 来訪者
「さっきからなにニヤニヤしてんだよ」
「は?…してねえし」
「昨日は彼女とデートだったんだろ」
「…いや、一人で暇してた」
休日に一人で過ごすのはめずらしくない。シフトの都合上、休みの日に、バイトしてる彼女と会えるとは限らない。
「ふーん」
「木田、お前柔軟剤って使った事ある?」
「は?」
「洗濯してんだろ?」
マヌケ面を向けたままの木田に教えてやろうではないか。
「CMでやってるアレだよ、すすぎの時に使うとふわふわになるんだ、しかもいい匂い…」
「タク、お前どうした?」
「知らねぇの?」
「いや知ってるし使ってる」
「え、マジか」
先を越された気がしてちょっとショックを受けたが木田は料理も作るらしいから当然といえば当然か。
「いったい何を洗ったんだよ」
「え?」
「なんで急に柔軟剤使うことにしたんだよ」
「は?いや、まあ、たまたまバスタオルでも洗ってみようかと」
「は?…してねえし」
「昨日は彼女とデートだったんだろ」
「…いや、一人で暇してた」
休日に一人で過ごすのはめずらしくない。シフトの都合上、休みの日に、バイトしてる彼女と会えるとは限らない。
「ふーん」
「木田、お前柔軟剤って使った事ある?」
「は?」
「洗濯してんだろ?」
マヌケ面を向けたままの木田に教えてやろうではないか。
「CMでやってるアレだよ、すすぎの時に使うとふわふわになるんだ、しかもいい匂い…」
「タク、お前どうした?」
「知らねぇの?」
「いや知ってるし使ってる」
「え、マジか」
先を越された気がしてちょっとショックを受けたが木田は料理も作るらしいから当然といえば当然か。
「いったい何を洗ったんだよ」
「え?」
「なんで急に柔軟剤使うことにしたんだよ」
「は?いや、まあ、たまたまバスタオルでも洗ってみようかと」