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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第5章 落とし穴
一方通行と思っていた恋が実は両想いだった。
あの日から会社に行くことが以前よりもっともっと楽しくなった。
恋とマイフェチのカミングアウトをしてきた浩平クンは、会社のみんなの前ではわたしにだけ「あっ、そうなんですか」とかつれない態度をとるようになったんだけれど、年下男の子のそんなまわりにばれないようにしている強がりを見ていると余計にかわいく思えちゃう。
それでいて外の仕事先から突然にメールで「今日のパンティ何色?」と聞いてくる。
「ひみつ」、「けち」そんなやりとりを机の影に隠れてコソコソとしたりして、もう本当に会社に来ていると人生バラ色でキラキラ。
あれからも他の人がいる前ではわたしにも丁寧語で話すくせに、二人だけになるとタメ口に変わるの。
なんか愛されているのよねぇと一人でワクワクして、いつものように3時からの休憩室での一人タイムの時なんか、また浩平クンが帰ってきてチュウでもされたどうしようとドキドキ。
けれど・・・、その先には思いがけない落とし穴がポッカリと口をあけて待っていて、いつも脳天気なわたしはなんの考えもなくその中に自分から落ちちゃった。
あの日から会社に行くことが以前よりもっともっと楽しくなった。
恋とマイフェチのカミングアウトをしてきた浩平クンは、会社のみんなの前ではわたしにだけ「あっ、そうなんですか」とかつれない態度をとるようになったんだけれど、年下男の子のそんなまわりにばれないようにしている強がりを見ていると余計にかわいく思えちゃう。
それでいて外の仕事先から突然にメールで「今日のパンティ何色?」と聞いてくる。
「ひみつ」、「けち」そんなやりとりを机の影に隠れてコソコソとしたりして、もう本当に会社に来ていると人生バラ色でキラキラ。
あれからも他の人がいる前ではわたしにも丁寧語で話すくせに、二人だけになるとタメ口に変わるの。
なんか愛されているのよねぇと一人でワクワクして、いつものように3時からの休憩室での一人タイムの時なんか、また浩平クンが帰ってきてチュウでもされたどうしようとドキドキ。
けれど・・・、その先には思いがけない落とし穴がポッカリと口をあけて待っていて、いつも脳天気なわたしはなんの考えもなくその中に自分から落ちちゃった。