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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第5章 落とし穴
事の始まりは、男性社員の人から自分が作業をしている間に書類を作っておくことを頼まれて、それをわたしがエクセルでチャッチャッチャッと簡単にすぐ作っちゃったことからによる。
わたしの作った書類を見て、「これは見やすい」とその人が褒めてくれると、他の人からも次々に頼まれるようになり、同時にそれが完成すれば「すごい」、「ありがとう」ってやつぎばやの感謝の言葉やお菓子の差し入れのお礼をしてくれるようになってついついわたしも有頂天に。
でもそれが仇で、いつのまにかオバサン社員たちからひんしゅくをかっていて、次第しだいに無視という冷酷ないじめを受けるようになっていった。
事務所に男の人がいるうちはオバサンたちも普通に話してくれるんだけれど、男の人がみんな外に作業に出ちゃうと空気が一変してみんなが私のことを冷たくシカトする。
もちろん子供の頃からいじめられた経験なんてないから、こんなこと初めてでどうしていいかわからなくて、あんなに華やいでいたのに気持ちは日に日に落ち込んでいって夜もおちおち眠れなくなってしまった。
わたしの作った書類を見て、「これは見やすい」とその人が褒めてくれると、他の人からも次々に頼まれるようになり、同時にそれが完成すれば「すごい」、「ありがとう」ってやつぎばやの感謝の言葉やお菓子の差し入れのお礼をしてくれるようになってついついわたしも有頂天に。
でもそれが仇で、いつのまにかオバサン社員たちからひんしゅくをかっていて、次第しだいに無視という冷酷ないじめを受けるようになっていった。
事務所に男の人がいるうちはオバサンたちも普通に話してくれるんだけれど、男の人がみんな外に作業に出ちゃうと空気が一変してみんなが私のことを冷たくシカトする。
もちろん子供の頃からいじめられた経験なんてないから、こんなこと初めてでどうしていいかわからなくて、あんなに華やいでいたのに気持ちは日に日に落ち込んでいって夜もおちおち眠れなくなってしまった。