この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第6章 雨からのエスケープ
「えっ、そうなの・・・」

「そうだよ。それより早くどこにいるか教えてよ」

「あのぅ、○○駅の上にいるんだけれど」

「ぅん?それってコーヒー屋さん?窓から駅前のロータリーが見える」

「そう・・・」

「よしわかった。チョッパで行くから。三十分くらいかな。待っててね」

浩平クンの一方的な勢いに押されるまま電話は切られて、わたしはしばしポカ~ン。

外は相変わらず雨が降っているけれど、わたしの心の中では一筋の希望の光がパーッとさしてきて、さっきまでのウジウジしていた空虚な気持ちが消えていき、顔には温かな精気がよみがえってくるのを感じた。

浩平クンてどんな車に乗っているのかしら?

雨に煙った空気の向こうに見えるロータリー、そこに入ってくる車を見て『あれかな?』ともうその一台一台を気にしている。

電話が切れてからまだ5分と過ぎていないのに。
/132ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ