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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第7章 満たされている時
「それと、水菜さんはアルコールが好きだって聞いたことあるけれど、飲めるの?」と聞かれて、「ええ、少しくらいなら」と答えながら、お腹の中では(誰がそんなこと言ったのかしら)と犯人捜し。
「じゃあ、白ワインのデカンタでグラスを二つ。それにチーズの盛り合わせ、こっちもフォークを二つ付けてね」
浩平クンのこの注文を聞いて、わたしは「ちょっ、ちょっとぉ」と軽く取り乱す。
ウェイトレスさんはそんなわたしの声を聞いて振り返ったけれど、浩平クンが手で‘なんでもないよ’と合図したので行ってしまう。
「うん?どうしたの?」
「どうしたのって、滝岡君、車でしょう。飲んじゃってどうするの?」
「大丈夫。デカンタなんてお互い、3杯も飲んだら終わりだよ。水菜さんは4時くらいに帰ってればいいんだろう?まだこんなに時間はあるんだし」
「じゃあ、白ワインのデカンタでグラスを二つ。それにチーズの盛り合わせ、こっちもフォークを二つ付けてね」
浩平クンのこの注文を聞いて、わたしは「ちょっ、ちょっとぉ」と軽く取り乱す。
ウェイトレスさんはそんなわたしの声を聞いて振り返ったけれど、浩平クンが手で‘なんでもないよ’と合図したので行ってしまう。
「うん?どうしたの?」
「どうしたのって、滝岡君、車でしょう。飲んじゃってどうするの?」
「大丈夫。デカンタなんてお互い、3杯も飲んだら終わりだよ。水菜さんは4時くらいに帰ってればいいんだろう?まだこんなに時間はあるんだし」