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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第7章 満たされている時
コクッと口に含んだ一口の冷えたワインが身体の中央を通りながら、フワッと体中に広がっていく。
なんか、しあわせという気分の風船が身体の中から膨らんできて、逆にそれに包まれていくような感じ。
チーズを頬張り、少量のワインをチビチビと口に含みながらの会話は、アルコールがお手伝いしてくれているせいなのかポンポン弾んで楽しさが加速していく。
それでいつの間にか二人とも姿勢が前のめりになって、向かい合っている距離が近くなっている。
ボリュームを控ながらもひと語とごとにはじける笑い声。
気が緩んだわたしは、いじめてくる会社の女の悪口という毒を身体の中から吐き出し、浩平クンも他では話せない現場での会社の男の人達の失敗談を暴露してお互いに溜まっていたストレスの発散。
なんか、しあわせという気分の風船が身体の中から膨らんできて、逆にそれに包まれていくような感じ。
チーズを頬張り、少量のワインをチビチビと口に含みながらの会話は、アルコールがお手伝いしてくれているせいなのかポンポン弾んで楽しさが加速していく。
それでいつの間にか二人とも姿勢が前のめりになって、向かい合っている距離が近くなっている。
ボリュームを控ながらもひと語とごとにはじける笑い声。
気が緩んだわたしは、いじめてくる会社の女の悪口という毒を身体の中から吐き出し、浩平クンも他では話せない現場での会社の男の人達の失敗談を暴露してお互いに溜まっていたストレスの発散。