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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第2章 突然に エレベーターの前で
一回でちゃんとお口の中へ入れられるように射程距離にと近づくと、二人の間が狭まる毎に私のハートがドッキン、ドッキン。
浩平クンはもう間近。
それで浩平クンの雰囲気の中に入ったのか、身体の半分のお腹の方がポッポッと熱くなり、圏外にある半分から後ろの背中やお尻は冷えたままだけれど、この胸の中のハートはもうドックン、ドックンと高血圧に脈打っている。
(これが浩平クンのオーラなのね)とこの感触をあじわい、漂ってくる汗の匂いも一人占め。
そんな、もう、こちらがごちそうさま気分でそこからポンとお菓子を投げ入れると、浩平クンのお口にナイス・イン。
浩平クンは入ったお菓子をコリコリ噛み砕き、モグモグ食べている。
「どう、オイシイ?」
「うん、おいしい。ありがとう」
「ウフンッ、どういたしまして。お仕事、がんばってね」
手のひらを大きく振って見せるわたしにペコリとお辞儀をした浩平クンは洗面所の方へと入っていき、わたしはまた休憩室に戻った。
浩平クンはもう間近。
それで浩平クンの雰囲気の中に入ったのか、身体の半分のお腹の方がポッポッと熱くなり、圏外にある半分から後ろの背中やお尻は冷えたままだけれど、この胸の中のハートはもうドックン、ドックンと高血圧に脈打っている。
(これが浩平クンのオーラなのね)とこの感触をあじわい、漂ってくる汗の匂いも一人占め。
そんな、もう、こちらがごちそうさま気分でそこからポンとお菓子を投げ入れると、浩平クンのお口にナイス・イン。
浩平クンは入ったお菓子をコリコリ噛み砕き、モグモグ食べている。
「どう、オイシイ?」
「うん、おいしい。ありがとう」
「ウフンッ、どういたしまして。お仕事、がんばってね」
手のひらを大きく振って見せるわたしにペコリとお辞儀をした浩平クンは洗面所の方へと入っていき、わたしはまた休憩室に戻った。