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フ・リ・ン ~年下の男の子と~
第7章 満たされている時
それは多分に浩平クンのかっこよさのおかげだけど、わたしのお鼻はかなり高くなっている。
(そうよ、皆さまどぉう?)って感じに。
そんな奥様達が隣にお料理を取に来たときなんか、露骨に近い距離でその視線が突き刺さってくる。
それはもうジェラシーの熱さえ帯びているようで、背中や横顔にグサグサと感じちゃう。
とくに左手。
女性は本能的にすぐにそういうところに目が行く。
この人は結婚しているのか、してないのかって。
わたしの指には指輪があるけれど、浩平クンにはもちろんそれはない。
わたしはこの指輪を隠すどころか、むしろ彼女たちに見えるように意識する。
(そうよ、皆さまどぉう?)って感じに。
そんな奥様達が隣にお料理を取に来たときなんか、露骨に近い距離でその視線が突き刺さってくる。
それはもうジェラシーの熱さえ帯びているようで、背中や横顔にグサグサと感じちゃう。
とくに左手。
女性は本能的にすぐにそういうところに目が行く。
この人は結婚しているのか、してないのかって。
わたしの指には指輪があるけれど、浩平クンにはもちろんそれはない。
わたしはこの指輪を隠すどころか、むしろ彼女たちに見えるように意識する。