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遠回りしたけど
第7章 ちゃんと言って?



「ねぇ、大輝・・・?」

「ん?」

「大輝って・・・わたしのこと、どう、思ってるの?」




さっき食べた物が出てしまいそうなくらい
ドキドキしながら大輝の言葉を待った。





でも、しばらく待っても大輝からの返事は何もなくて
わたしを抱きしめていた腕がゆっくりと離された。




え・・・?

もしかして大輝、わたしのこと好きじゃないの?

なんで、手を離すの?




大輝はわたしの腕を掴むと、そのまま立ち上がった。




「大輝っ!?」




わたしの手を掴んだまま、
引きずるようにしてリビングから出ると
バタンと激しい音を立てて大輝の部屋のドアを開けた。





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