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遠回りしたけど
第7章 ちゃんと言って?
ベッドに横になると、大輝がわたしの上に乗ってきた。
やばい・・・緊張して、心臓おかしくなりそう・・・!
これから起こることを想像して、
顔も体も熱くなるのを感じた。
でも大輝は、わたしに跨ったまま、何もしてこない。
・・・あれ?
「大輝・・・?」
不安になって、名前を呼んでみた。
「なお・・・あんま、こっち見んな」
そう言って、手で目隠しをしてきた。
「ご、ごめん」
「・・・うん」
目隠しをしてきた大輝の手が、
少し湿ってきたかんじがした。
大輝も、緊張してるみたい。
すると、ふわっと唇にぬくもりを感じた。
大輝が、わたしに目隠しをしながらキスをする。
ちゅっ、ちゅっ、と水音をたてながら
何度も、何度も、キスをしてくれた。