この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遠回りしたけど
第7章 ちゃんと言って?
窓から差し込む月明かりの中で
繰り返されるやさしいキスが、
さっきまでの恥ずかしさを消してくれるようで
大輝の首に腕を回して、少し濡れた唇の感触を味わった。
「だ・・・いき・・・好き・・・好き、だよ」
囁くように言った。
「っ・・・なお・・・」
強く抱きしめてきたと思ったら、また唇が重ねられた。
大輝の手が髪の中に入れられて、
頭を抱えるようにされるキスにドキドキした。
「なお・・・していい・・・?」
「・・・うん」
ちょっと怖いけど、大輝と体を重ねたい。
「えっと・・・そこ、寝て・・・」
そう言われて、大輝から腕を離すと
ゆっくりとベッドに背中を付けた。