この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遠回りしたけど
第7章 ちゃんと言って?
そのキスに夢中になっていると、
大輝の手がわたしの胸の膨らみに触れる。
ドキドキしていることが大輝にバレてしまいそうで、
すごく恥ずかしかった。
やわやわと、わたしのあまり大きくない胸をしばらく揉むと
「後ろ、向いて」
と言われて、ベッドの上で体を裏返された。
「これ・・・どうやって取るの・・・」
わたしのTシャツをたくしあげたと思ったら、そんなことを聞いてきた。
「えっと、それ・・・引っ掛かってるだけだから
横にずらせば取れると、思う・・・」
胸を締め付ける感覚が、ふっと緩んだ。
急に不安感が襲う。
本当にこのまま、してしまうのだろうか。
このまま、してしまっても、いいのだろうか。