この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遠回りしたけど
第7章 ちゃんと言って?
起きて、と言われ体を起こすと
着ていたTシャツを後ろから脱がされ、
ブラジャーも外されてしまった。
男の子の前でこんな格好になることが恥ずかしくて、
大輝には背中を向けているから見えないのに
両手で胸を隠してしまった。
「こっち向いてよ、なお・・・」
「っ、恥ずかしいっ・・・!」
「脱がせられないじゃん」
「大輝だけ服着ててずるいよ!」
「・・・わかったよ」
後ろで布擦れの音が聞こえる。
大輝も裸になるんだって思うと、余計に緊張して
もっとゆっくり脱いでって思ったのに
「なお、全部脱いだから、こっち向いて」
と言う大輝。
こんなに緊張しているのは、わたしだけ……?
大輝の声が余裕そうに聞こえて、振り返るのが少し、こわい……