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遠回りしたけど
第3章 突然の
忍が部屋から出て行くと、2人で息を吐いた。
「大輝、よく咄嗟に思いついたね」
「笑ってたくせに・・・」
だって、思いっきりどもってたから。
ちょっとかわいいって思ってしまったじゃない。
大輝はキョロキョロと辺りを見渡すと
ベッドの下に置いた自分のスクール鞄を開けて
中から3冊の漫画本を取り出した。
「ほんとに持ってきてたんだ」
「まぁ。一応もう読んだし」
大輝がパラパラと漫画本を捲っていると
忍が何冊か漫画本を持って部屋に入ってきた。