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遠回りしたけど
第3章 突然の
大輝は背中をピーンとさせて正座していた。
その姿がおかしくて、
ちょっと笑ってしまいそうになったけど
あとで大輝に怒られる気がして、なんとか耐えた。
「し、忍に昨日借りた漫画返しに来たんだけど
忍居なくてさ!?なおが・・・じゃなくて、
なおさんが入れって言うから!」
「ぷっ」
思わず笑ってしまうと、大輝が
キッ!とわたしを睨んだ。
「なんだよ、いつでもよかったのに!
続き持って行くか?」
「あ、あぁ、借りて行くよ」
「ちょっと待ってて」