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遠回りしたけど
第6章 お買い物



大輝がバイト先に迎えに来てくれた日、
家まで送ってくれて


「ありがとう、また明日ね」


いつものように大輝とバイバイすると
大輝は下を向きながら
なかなかその場から動かなかった。




「大輝?」


声を掛けても反応はなくて、
ずっと下を向いたまま。




心配になって大輝の顔を覗き込む。




すると急に正面を向いた。


「どうしたの?」


「あの、さ・・・」


「ん?」





「今度、泊まりに来ない?」




大輝が顔を赤くして言ってきた。




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