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遠回りしたけど
第6章 お買い物
「なおがしたくないって言ったら、
絶対にしないから!
だから・・・泊まり、来て?」
不安そうに言うから、それがすごくかわいくて
「うん・・・行く」
そう言ったら、ニカッと笑って自転車に跨る大輝。
「じゃあ週末!迎えに来るからな!」
それだけ言い残して、帰って行った。
自分の部屋に入ると、泊まりの日のことばかり考えて
タンスの中から服やら下着やらを
ベッドの上に全部出して吟味した。
勝負下着って・・・どういうやつ!?
泊まりの日まで、まだ3日もあったのに
あれじゃない、これじゃないと下着を選んだ。
何もしないかもしれないのに!
っていうか、何もしないし!