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遠回りしたけど
第6章 お買い物
今度はうまく焼けた!
嬉しくて、卵の上にケチャップを乗せないで
ダイニングに戻った。
オムライスとケチャップを大輝の前に置くと
「何か、書いてくれないの?」
大輝がそう言ってきた。
「書いて欲しいの?」
「だって、さっきは名前書いてくれたじゃん」
「じゃあ、何て書いて欲しい?」
「んー・・・」
オムライスとケチャップを自分の方に寄せる。
「じゃあ、なおの気持ち書いてよ」
「えっ!?」
「ケチャップでなおの気持ち書いて」
大輝はニコニコとそんなことを言ってきた。