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遠回りしたけど
第6章 お買い物
大輝はハートの書かれたオムライスを数秒間見つめると
口角をくっと上げながら、端っこにスプーンを刺した。
ニコニコしながらわたしの作ったものを
食べてくれる大輝を見ながら食べると、
いつもお母さんのお手伝いをしながら
作ったごはんよりも美味しく感じた。
大輝はハート以外を先に食べていた。
嬉しかったのかな?
なんだか、かわいいな。
サラダもスープも食べ終えて
「いただきました」
とスプーンを置くと
「・・・風呂、入ってくれば?」
と言われた。