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Could you walk on the water ?
第5章 困惑
その瞬間、大介は自らの状況がかすかな回復の兆しを示していることを知った。
すっかり忘れかけていた硬さを、それはどこかで思い出そうとしていた。
大介には、しかし、その真の理由がはっきりとはわからなかった。
「沙織、さあ、握って」
強引に腰を突きだし、大介は己のものを妻の手に押し付けた。
同時に自らの足を更に食い込ませ、妻の長い両脚の間隔をぐいぐいと広げていく。
「あなた、もうやめて・・・・・・・・・・」
妻のパジャマは乱れ、ブラが剥き出しになりつつある。
闇の中で、妻の白い肌がなまめかしく光り始める。
ふとんをはぎ取り、妻の全身を露わにする。
「いやですっ・・・・・・・・・・・・・」
かつてないほどの夫の凶暴な態度に、沙織は明らかに戸惑っていた。
依然として、沙織は大介のものを握ることを拒絶している。
大介は、何度か妻の唇を吸ったが、全てを拒絶するように施錠されたままだった。
「沙織、お前はどうなんだ・・・・・・」
狂気の気配を漂わせながら、大介は右手を強引に妻の下腹部に潜り込ませた。
ショーツの裏側に滑り込ませ、そこにある茂みを撫でる。
そして、その指先を一気に妻の大切な箇所に到達させようと試みた。
その瞬間だった。
「あなた、本当に嫌なんです、今夜は!」
叫び声と共に、沙織がこれ以上ないほどに大介の肉体を両腕で突き放した。
「沙織・・・・・・・」
我に返ったように、大介はベッド上でただ茫然と、妻の姿を見つめた。
「あなた、ごめんなさい・・・・・・・・」
パジャマを整えながら、沙織は自らの態度を夫に深く詫びた。
そのように困惑した妻の姿を、大介はかつて見たことがなかった。
「沙織、許せ・・・・・、俺がどうかしていた・・・・・・」
「あなた、この仕事に慣れたら、私ももっと余裕ができますから・・・・・・」
乱れ始めていた息を落ち着かせながら、妻は夫の顔を見つめた。
「すまん、沙織・・・・・・・・」
「いいんです・・・・・・・、私こそ・・・・・・・・」
瞳を潤ませて詫びる妻の体を、大介はきつく抱きしめ、眠りに就こうとした。
だが最後の瞬間、ショーツの最奥部で指先が知った事実に対する懊悩が、その夜、大介をいつまでも覚醒させ続けた。
すっかり忘れかけていた硬さを、それはどこかで思い出そうとしていた。
大介には、しかし、その真の理由がはっきりとはわからなかった。
「沙織、さあ、握って」
強引に腰を突きだし、大介は己のものを妻の手に押し付けた。
同時に自らの足を更に食い込ませ、妻の長い両脚の間隔をぐいぐいと広げていく。
「あなた、もうやめて・・・・・・・・・・」
妻のパジャマは乱れ、ブラが剥き出しになりつつある。
闇の中で、妻の白い肌がなまめかしく光り始める。
ふとんをはぎ取り、妻の全身を露わにする。
「いやですっ・・・・・・・・・・・・・」
かつてないほどの夫の凶暴な態度に、沙織は明らかに戸惑っていた。
依然として、沙織は大介のものを握ることを拒絶している。
大介は、何度か妻の唇を吸ったが、全てを拒絶するように施錠されたままだった。
「沙織、お前はどうなんだ・・・・・・」
狂気の気配を漂わせながら、大介は右手を強引に妻の下腹部に潜り込ませた。
ショーツの裏側に滑り込ませ、そこにある茂みを撫でる。
そして、その指先を一気に妻の大切な箇所に到達させようと試みた。
その瞬間だった。
「あなた、本当に嫌なんです、今夜は!」
叫び声と共に、沙織がこれ以上ないほどに大介の肉体を両腕で突き放した。
「沙織・・・・・・・」
我に返ったように、大介はベッド上でただ茫然と、妻の姿を見つめた。
「あなた、ごめんなさい・・・・・・・・」
パジャマを整えながら、沙織は自らの態度を夫に深く詫びた。
そのように困惑した妻の姿を、大介はかつて見たことがなかった。
「沙織、許せ・・・・・、俺がどうかしていた・・・・・・」
「あなた、この仕事に慣れたら、私ももっと余裕ができますから・・・・・・」
乱れ始めていた息を落ち着かせながら、妻は夫の顔を見つめた。
「すまん、沙織・・・・・・・・」
「いいんです・・・・・・・、私こそ・・・・・・・・」
瞳を潤ませて詫びる妻の体を、大介はきつく抱きしめ、眠りに就こうとした。
だが最後の瞬間、ショーツの最奥部で指先が知った事実に対する懊悩が、その夜、大介をいつまでも覚醒させ続けた。