この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘いだけの嘘ならいらない
第1章 だから僕はもう戻れない


「えいし、く…っ、あ……」

「……まだ、出来るよね?」


ひどく優しい瞳で、声で、彼はあたしを甘くやわらかな快感に導く。

ちいさく頷くと指先で花芯をなぞられて、びくりと腰が浮いた。


「ひあ…っ、あ」

「可愛い。もっと溺れてよ…これくらいじゃ、まだ、足りない」

「あ…っ……ぁ…」

「…俺、どうかしてる。こんなに抱いても、まだ欲しくなる……」


英士くんは律動をゆるめて、執拗に奥まで捩じ入れては手前まで引き抜いて、肉襞をこする。

熱くて、瞼のうらで星が散りばめられるように目眩がした。


「……愛してる」


確かめるように、弱く甘く、囁かれる言葉に溺れる。


こんなのずるい。

だってもう、心までゆるしているのに、それ以上に全部奪われてしまいそう。


でもそれでもいいと思った。

だってあたしは、きっとずっと、疑いようもなく彼のものだから。


「……だから、側にいて」


せつなく胸をゆるがす瞳にまた泣きそうになって、あたしは、みないふりをした。

/197ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ