この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘いだけの嘘ならいらない
第6章 騙されてあげる、それは君が好きだから


自分でチェックを済ませた後は、ミスをゼロに近づけるために、他の人にもう一度ベリファイチェックをしてもらうのが社内の決まりだった。


電話応対が終わって手の空いた明日香に書類の束を持って行くと、明日香はあたしの顔を見て苦笑いを零す。


「理紗、だいじょぶ?なんか、週明けなのにお疲れモードじゃない」

「あ、うん…ちょっと色々と考え事があって」

「そっか。ま、あんまり考えすぎてよけい悩まないようにね。なるようになるでしょ」


桐谷 明日香は入社してからの友達で、おおらかで明るく、あまり悩んでるところを見たことがない。


彼氏と別れたって報告されたときでさえ、飄々としていて、もともと彼に依存するようなタイプじゃなかったもんね、と妙に納得してしまったくらい。


「そうだよね。ん。ありがと、明日香」

「いーえ。今日は残業せずに帰れるんだし、ゆっくりお風呂でも入ってリフレッシュしなよね」


明日香は人当たりのいい笑顔を向けて、気分転換は大事だよ、と言いながら書類の束を受け取った。


/197ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ