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甘いだけの嘘ならいらない
第6章 騙されてあげる、それは君が好きだから
「英士くんのいじわる…」
『いじわるな俺は嫌いなの?理紗は、俺にいじめられるのも好きだと思ってたんだけど……違った?』
「……好き」
『だと思った。今夜は理紗のことたっぷり気持ちよくしてあげるから、楽しみにしてて』
英士くんがいじわるな笑顔を浮かべてスマホを見てるのが容易に思い浮かべられる。
英士くんがあたしの快感に耐える表情や、声を出しちゃいけない状況を想像して、喜んでいるのを思うだけで、濡れてしまうあたしは、やっぱり少しいじめられたい願望があるのかも知れなかった。
そのメッセージを最後にお昼休みが終わって、あたしは仕事に戻った。