この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
誘淫接続
第2章 第十の接続
 ――あ、はぁ……っ……
 ――やっぱり……
 ――思い切り動いて欲しい……
 ――これじゃ全然足りない……!
 ――いやだめ……仕事中……
 ――今は困るけど……
 ――けど、
 ――動かして欲しい……っ……!
 その時突然、麻琴の背後の、事務室の扉が開いた。

 入ってきたのは翠だった。
 麻琴はとっさに足の動きを止めてうつむいた。
 顔がほてっている。真っ赤になっているとしたら、そんな顔を見られたくない。
 「……バ、バ、バケツ、ありました……?」
 麻琴はうつむき加減のままで素早く事務所内を見回すと、隅に置かれているバケツを見つけて指さした。

 「あの……」
 「何?」
 「気分悪いんですか?」
 「そんな風に見える?」
 「顔赤いです……」
 翠の言葉に、麻琴は余計に顔が熱くなった。
 「体温計、新しいの買ってありますんで……」
 「大丈夫!!」
 麻琴の強い口調に、翠は体をびくつかせ止まってしまった。
 「……ごめん。ほんと大丈夫だから……土灰釉の用意して」
 「……わ、わか、分かりました」
 翠はおそるおそる隅のバケツを一つ取ると、事務室を出て行った。

 麻琴はひとり、しばらく深呼吸を続けた。
 いつまでも事務室にこもっているわけにはいかない。
 やがて麻琴は事務室を出た。

 扉を開けると、目の前にいきなり隆一の姿があった。
 「ひゃ……!」
 麻琴はまた変な声を上げてしまった。
 「あ、ごめんなさい」
 隆一は申し訳なさそうに軽く頭を下げた。
 たまたま通りかかっただけなのだろう。ぶつかりそうにはなったが、隆一が謝る必要など全くないのだ。
/109ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ