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誘淫接続
第6章 強制接続
 明後日のこととはいえ、今日連絡先を麻琴に教えてきたばかりなのに、そこまで慌てるとは思えない。
 それほど、隆一が二人きりで会いたがっている――とも考えにくい。
 なぜ、翠にアドレスを聞いてまでメールを送ってきたのだろう?

 いや、そんなことより――
 翠はどんな気持ちで隆一にアドレスを教えたのだろう――?
 もし翠が隆一に、麻琴と『ご主人様』の関係も一緒にしゃべったとしたら?

 そうだとしたら、翠に全てを聞いた隆一がこんな風に普通に誘いのメールを送ってくるだろうか? 麻琴を軽蔑して、関わらないようにする方が自然ではないだろうか? メールを送るにしても、せいぜい、渡したメモのことは忘れてくれ、というような内容くらいではないだろうか?

 翠が麻琴の秘密を隆一に話したとは考えにくいが、どちらにせよ翠はそしらぬ顔で、普段通りの調子で、彼にメールアドレスを教えたのだ。

 翠は、なぜ隆一が麻琴のアドレスを知りたいのか疑問に思いはしなかっただろうか?
 翠が隆一にその理由を尋ねたりするだろうか? 尋ねられたとしても隆一が、月曜に麻琴に会いたいと思っている、などと翠に答えるだろうか?

 いや、聞いたからこそ翠は『月曜にデートする』などと言い出したのではないだろうか?
 翠は、何かを企んでいるのではないだろうか――?
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