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誘淫接続
第6章 強制接続

もちろん、翠の言うことなど放っておいて、隆一に会いに行きたかった。
が、翠に従わなければ、隆一に全てばらされるかも知れない。
いや、どのみち隆一とは縁がなかったのだ。
講師と受講生という関係であろうがなかろうが、最初から二人が釣り合うことなどなかったのだ。
しょせん、身体を責められることを望む、歪んだ性癖の持ち主なのだから。
一流企業に勤めていて将来のある隆一が、高いところにいるからではない。
人知れずこっそり下品な情欲にまみれてしまっている麻琴が、闇のどん底を這っているからだ。
しかしそれも、もう『人知れず』ではなくなってしまった。
これからも、翠の言いなりになる日々が続くのだろうか?
翠はずっと麻琴の『ご主人様』であり続けようとするのだろうか?
教室では、これまで通りの失敗ばかりするアルバイト学生を演じて麻琴に接し続けるのだろうか?
昨日の日曜は、麻琴は出勤日だったが急病ということにして休んだ。
まともに仕事などできそうにないし、何よりも翠と顔を合わせたくなかった。
しかし、いつまでも仕事を休むわけにはいかない。
遅かれ早かれ、教室で翠と顔を合わせることになる。
翠はどうするつもりだろうか?
麻琴が少しでも関係を絶とうとするそぶりを見せようものなら、想像も及ばない突飛な方法で報復されそうで、怖い。
実家に逃げ帰っても追いかけて来そうな気さえする。
どうして、翠は麻琴に執着するのだろうか?
確かに麻琴は、仕事でしょっちゅう翠の尻拭いに追われ、そのために腹を立てたことだって、心の中で毒づいたことだってある。でもそれを表に出したことはないし、出すべきではないと思っている。
社員としてやるべき指導をしたことはあっても、翠を罵倒したりいじめたりしたことなど一度もない。
恨みを買う覚えは全くない。
が、翠に従わなければ、隆一に全てばらされるかも知れない。
いや、どのみち隆一とは縁がなかったのだ。
講師と受講生という関係であろうがなかろうが、最初から二人が釣り合うことなどなかったのだ。
しょせん、身体を責められることを望む、歪んだ性癖の持ち主なのだから。
一流企業に勤めていて将来のある隆一が、高いところにいるからではない。
人知れずこっそり下品な情欲にまみれてしまっている麻琴が、闇のどん底を這っているからだ。
しかしそれも、もう『人知れず』ではなくなってしまった。
これからも、翠の言いなりになる日々が続くのだろうか?
翠はずっと麻琴の『ご主人様』であり続けようとするのだろうか?
教室では、これまで通りの失敗ばかりするアルバイト学生を演じて麻琴に接し続けるのだろうか?
昨日の日曜は、麻琴は出勤日だったが急病ということにして休んだ。
まともに仕事などできそうにないし、何よりも翠と顔を合わせたくなかった。
しかし、いつまでも仕事を休むわけにはいかない。
遅かれ早かれ、教室で翠と顔を合わせることになる。
翠はどうするつもりだろうか?
麻琴が少しでも関係を絶とうとするそぶりを見せようものなら、想像も及ばない突飛な方法で報復されそうで、怖い。
実家に逃げ帰っても追いかけて来そうな気さえする。
どうして、翠は麻琴に執着するのだろうか?
確かに麻琴は、仕事でしょっちゅう翠の尻拭いに追われ、そのために腹を立てたことだって、心の中で毒づいたことだってある。でもそれを表に出したことはないし、出すべきではないと思っている。
社員としてやるべき指導をしたことはあっても、翠を罵倒したりいじめたりしたことなど一度もない。
恨みを買う覚えは全くない。

