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第5章 いたずらな娘は夢の中にだって侵入できる

[7月1日]　父の告白日記


　夢精なんて、いったい何十年ぶりのことか。
　人生でもほんの数回しか経験のないことだ。
　しかしそれは事実だった。

　スウェットの中で乾燥した精液に気づいたときは本当にびっくりした。
　よく見るとスウェットにも大きな精液のしみがついていた。
　よほど大量に射精してしまったらしい。

　そして、その晩見た夢を思い出す。

　娘に射精する夢。
　夢精してしまうほどに興奮する夢。