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父と娘の近親相姦日記
第8章 壁はいつしか脆く


[7月20日] 風景:ある日のリビング


 娘は今日も父の上に座ってテレビを見ている。
 眠ってからの父とは逆向きで、そう、彼女はいつしかこの向きを「逆」と感じるようになっていたのだ。

 「ね、お父さん、もう少し飲みなよ。」

 そういって、テーブルの上で水割りを作る。
 作りながら自然なふうを装いながらも、尻をわずかに左右に動かし、今日も間違いなく勃起している父のペニスを軽く刺激した。

 相変わらずの硬さに、娘は安心を覚える。
 
 そのときの父の反応は見えなかったが、どうせいつもの困ったような嬉しいような微妙な表情をしているに違いなかった。

 父はすこし腰を引きながら、そのことを払拭するかのように言う。

 「華、最近オレにやけにお酒勧てくるじゃないか?どうした?」

 「ええ?だって最近お父さんなんか考え込んでるような顔してるじゃん。
 飲みすぎなんていわずに、ちゃっちゃと飲んでイヤなことは忘れちゃいなよ。
 昔なんてもっと飲んでたじゃん。」

 そういって、カラカラと音をさせて出来た水割りを父に渡した。 
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