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父と娘の近親相姦日記
第8章 壁はいつしか脆く
 娘はグラスを渡す流れで身体を軽くひねり、さりげなく父の股間に手の甲を触れさせる。
 そして、それには全く気づいていませんといった風に、そのまま母親のほうへ顔を向けた。 

 「お母さんもお父さんにお酌してあげたらいいのに(笑)」
 「ええー?いいわよ、私は。華にお酌してもらうほうがお父さんだって喜ぶでしょ。」


 「・・・そういえば、お母さんはこれから出かけるんだったね?いつもの自治会?」

 「うん、そう。今日はちょっといつもより遅くなるかな。
 カラオケ好きの山本さん来てるから、盛り上がっちゃうかも」

  娘はそんな母親の(おそらく)嘘を

 「ふうん・・・」

 と聞き流すような対応をしながらも、自然と口元はニヤけてしまう。

 そのとき、彼女は強く攻撃的な視線を感じた。
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