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いつ見きとてか 恋しかるらむ
第2章  『 シフォンケーキ 』


 『Yさんの指は、頬から鼻先に動いた。


 女の匂い……が、漂ってきた。


 恥ずかしさのあまり、唇が震えた。


 「いやらしい匂いがするだろう。」


 Yさんはどんな表情をしているのだろう……。


 鼻先の指は、離れたようだった。


 私は、次は何が起こるのかと身構えた。


 「あっ。」


 私のおまんこに指が入った……多分、2本。


 親指?でクリトリスを刺激しながら、
 2本の指が出入りする。


 じゅぷ、じゅぷ。


 卑猥な音を立てている。


 その音を聞いて、私の中がギュッと締まる。


 「気持ちいいんだ。
 指を咥えこんでるね。」


 Yさんのせせら笑いに似た声が聞こえた。


 恥ずかしくて、恥ずかしくて…たまらなかった。


 そして、恥ずかしいと思えば思うほど、
 私は、愛液を流し続け、
 おまんこの中が蠢いていた。


 いつの間にか、私ははしたなく腰を動かし始めた。
 最初は、吐息をこぼしていたのに、
 だんだんと喘ぎ声になっていった。


 「……あっ、あっ……。
 ああ……、んーーーあっ。」


 「もっと鳴きなさい。」


 かすかにYさんの声が聞こえた。
 冷たい声……。


 私は、ただただ腰を振り、
 Yさんの指の動きを求めた。


 「あー、あっ、あ。
 んんーー、やっ、あっ。
 い、いく、いくーーーー。」


 私は、そう言いながら体を大きく反らせた。
 私のおまんこは、Yさんの指を締めつけた。


 体が……カタカタと小刻みに震えていた。


 私の背中に手が触れた。


 その手は、ゆっくりと私の背中を上から下へ撫でた。
 優しく、私の背中を温めるように触れる手。


 何度も撫でられるうちに、私の体の震えは治まっていった。


 ゆっくりとネクタイが外され、目隠しも外された。


 明るさに目を細めながら、少しずつ目を開けていくと
 Yさんが私を見つめていた。
 微笑を浮かべながら。


 私は、まばたきもせず、Yさんを見つめた。
 言葉が見つからない。


 「これから、もっと……支配したい。」


 Yさんがそう言った。


 私は、ゆっくりとうなづいた。』


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