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いつ見きとてか 恋しかるらむ
第3章 『 抹茶 水ようかん 』

Sachiさんとご主人様は、どうなっていくのだろう……。
次のページをクリックすれば続きが読めるけれど、なぜか手が止まってしまった。
フッ。と、小さなため息をついてマウスの左ボタンを押すと、画面は切り替わり「不安だけど」のタイトルが目についた。
「命令を守らなかった私のことを、ご主人様は無視した。
奴隷であるなら、すぐさま
「申し訳ありませんでした。」
というべきなのだと思う。
でも、私は……心から謝ることができないから、悩んでいた。
申し訳ありませんでした……言葉にして伝えるのはのは簡単だけれど、私は自分が悪かったのかどうか……わからなかった。
ご主人様の命令に従わなかったことは悪いことだと思っている。
でも、仕事中に調教されるのは……望んではいないこと。
この気持ちを伝えて、わかってもらえるのかどうか……。
なにより……。
無視されている状態をどうしたらよいのか……わからなかった。
このまま……終わってしまうのだろうか……。
不安に……押し潰されそうだけど、仕事は……ちゃんとしなければ……。
気を引き締めないと!」
Sachiさんの揺れる気持ちが伝わってきた。
謝ったほうがいいと思っているけれど、納得できないからとまどっているのかな……。
仕事中の調教は、望んでいない……。
それは、Sachiさんにとっては譲れないことなのかな。
SMブログの中には、後ろの風景にロッカーが写っていて、制服姿の女性が片足をあげ、バイブを膣の中に押し込んでいる写真を晒している人もいる。
明らかに更衣室での行為だと思う。
そういう人は、きっと職場だからこそ……興奮するのかもしれない。
それが性癖だとすれば、人それぞれなのだし。
ただ、Sachiさんはそういうタイプではないのだろう……。

