この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
唇に媚薬
第8章 嫉妬姫
…ヤ、ヤバ……イ
ゾクゾクと、とんでもない刺激が全身を駆け巡った。
葵の奥歯に指を噛まれて、熱い舌で転がされる。
……嫉妬から芽生えた、ちょっとしたイタズラ心だったのに……
「…あ、葵、ごめ……」
「なに?」
「……っ ごめ、なさ……」
「何で謝るわけ?」
……だって、さっきから葵の放つオーラが恐怖に近い。
何か、開けてはいけない扉に触れてしまったような感覚。
濡れる指から快感が伝わって、足が震えてきてしまう。
「……お、怒ってるから……」
「………」
ちょっと涙目になってるかもしれない。
自分でそう感じながら、片方の手でぎゅっと葵のコートを掴むと
「俺は、お前を怒ることなんて何もねぇよ」
ふっと優しく微笑んで
強い力で腰を引き寄せられた。
「けどな蘭、ひとつだけ覚えておけ」
「………!」
私の脚の付け根に、グッと強調された熱い煽り。
「お前にとってはアソビゴコロでも
俺はこんな真面目に反応するんだよ」
「………っ///」
「……当然
責任、取ってくれんだろうな?」